LANケーブルとギガビットスイッチングHUBでHDMI映像を自由自在に延長します。

CAS-403は、HDMIモニタ映像(および音声)を直結で最大120m延長するモニタ延長ユニットです。
ギガビットスイッチングHUBを経由すると、ネットワークの仕様範囲内であれば距離の制限なく延長できます。

■HDMIモニタおよび音声をCAT-6で最大120m延長
CAS-403は市販のLANケーブルを使ってHDMIモニタ映像(&音声)を延長するモニタ延長ユニットです。
LANケーブルのカテゴリによって延長距離が変わります。

CAT-5eを使用した時は最大100m、CAT-6を使用した時は最大120m延長できます。
解像度は距離に関係なく4K60Hzを表示します。
※大容量の映像データをスムーズに転送するために、Cat,6(1000baseTx対応)またはそれ以上のLANケーブルをお奨めしています。
※信号を圧縮して転送していますので、フルHD表示で0.08〜0.13秒、4K表示で0.15〜0.22秒程度のタイムラグが生じます。
CAS-403はローカルモニタ出力ポートを搭載していません。
デスクトップパソコンなど映像出力装置側にモニタを設置する必要がある場合は、HDMIモニタ分配器を接続し、ローカルモニタを表示してください。

分配器を接続することで、PCはモニタのEDIDを取得でき、PC側で解像度の変更やリフレッシュレートの変更などの調整を行う必要が無くなります。
HDMI分配器:2分配器HMS01-02/4分配器HMI01-04
■ギガビットスイッチングHUB経由で延長
市販のギガビットスイッチングHUB(以下、Gbit-HUB)経由でもモニタを延長することが可能です。
HUBからの距離は、CAT-5eで最大100m、CAT-6で最大120mです。
※大容量の映像データをスムーズに転送するために、Cat-6(1000baseT対応)またはそれ以上のLANケーブルをお奨めしています。
使用するHUBは、ギガビットインテリジェントL2スイッチ以上/ジャンボフレーム(8K以上)対応/マルチキャストサポート(IGMPスヌーピング)に対応いしている製品をご利用ください。
この接続を利用して、様々なレイアウトが可能です。
例えばLANケーブル1本で延長し、その先にGbit-HUBを接続し、分配または延長する。
受信器(RX)の最大接続台数は253台です。
例えばGbit-HUBを組み合わせて延長距離を延ばす。
HUB-HUB間の距離は、ネットワーク規格の範囲内の距離で延長します。
接続したHUBに受信器(RX)を接続することにより、モニタを増設することが可能です。
最大延長距離はHUBの仕様やネットワーク規格の範囲内であれば、制限はありません。
※社内/構内LANに複数の受信器を接続し、常時大容量のデータ(画像データ等)を転送しますと、通信環境に影響(通信が遅くなるなど)する場合がありますので、独立した専用ラインを構築しての延長をお奨めします。
さらに複数のギガビットスイッチングHUBをつなげれば、設置場所に広がりが生まれます。

※同一ネットワーク(グループ)上に複数の送信器(TX)を接続することはできませんのでご注意ください。
■ステータス表示
延長先モニタに現在の状況を知らせるステータスが表示されます。
本体背面、LANケーブルを接続するRJ45に2つのLEDが付いています。
緑のLEDは電源LEDで、電源投入で点灯します。
橙(オレンジ)のLEDは「Status」LEDで、送/受信器がリンクすると点滅を開始し、5秒間に1回のタイミングで消灯を繰り返し、モニタ信号が流れると5秒間に1回の消灯は解除され、同じ一定のリズムで点滅します。
■名称と機能/サイズ
■製品仕様
※製品仕様は予告なく変更される場合があります。予めご了承ください。
※1:記載された解像度以外では、表示はしますが画面が縮小したり、片寄ることがあります。ご注意ください。
※大容量の映像データをスムーズに転送するために、CAT-6(1000baseTx対応)またはそれ以上のLANケーブル(単線)をお奨めしています。
※同一ネットワーク(グループ)上に複数の送信器(TX)を接続することはできませんのでご注意ください。
※HUBは推奨スペックを満たしたギガビットスイッチングハブをご利用ください。